2013年 04月 06日
重力ピエロ
伊坂 幸太郎
新潮社
半分しか血のつながりがない「私」と、弟の「春」。
春は、私の母親がレイプされたときに身ごもった子である。
ある日、出生前診断などの遺伝子技術を扱う私の勤め先が、何者かに放火される。
町のあちこちに描かれた落書き消しを専門に請け負っている春は、
現場近くに、スプレーによるグラフィティーアートが残されていることに気づく。
連続放火事件と謎の落書き、
レイプという憎むべき犯罪を肯定しなければ自分が存在しない、という矛盾を抱えた春の危うさは、
やがて交錯し…。
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ミステリーというより家族の話かな。
伊坂幸太郎作品、私には決してさらっとは読めない。
けっこう考えながら、よくわからない部分もありながら時間をかけて読むタイプ。
だから私には合わないのかと思いつつ
映画化されたものを観ると、するっと心に入ってきてまたもう一度読みたくなる。
映画のほうが合ってるのかな・・・・・
いや、多分私がアホなんだろう。。。
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by chibis2
| 2013-04-06 23:38
| 小説・ミステリ